Act.28 Side Ayumu

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「葉月にとっての部長は友人ってだけじゃないと私は思いますけど」 「はぁ?いくら何でもそれはないでしょう?アタシ、オネエよ?」 「でも葉月にキスした時は男だったんでしょ?」 悔しいけれど、しばしの間俺は何も言い返せなかった。 津川映見が言う通りで、あの時黒田君の瞳が色を帯びたことで俺は気づいてしまったからだ。 黒田君と葉月の間にも何かがあったであろうことを。
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