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言葉に詰まった俺を不思議そうに覗き込む津川映見に気づいて慌てて矛先を入れ替えた。
「映見ちゃんだって、瀬那川ちゃんとしたじゃない」
「はっ?!」
「アタシの目の前でディープなやつ」
目をまん丸くして唖然とした津川映見を残し俺はオフィスへと足を進める。
自分の不可解な感情に激しく揺れながら。
そして三島葉月と黒田友哉の間に何があったのか。
それを知った時、俺は冷静に受け止めることが出来るのだろうかと自分に問いかけながら───。
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