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しかしその時。
返事のない紺野君に問いかけていた友哉の肩が微かに揺れる。
それと共に、紺野君に繋がれていた機材からアラームが鳴り始めた。
「……嘘……」
私の隣でそう呟いた小雪さんが紺野君に駆け寄って行く。
そして繋がれた機材を確認した小雪さんがそのまま隣のナースステーションに走って行く様子に私はどうしていいものかわからないまま、そこに立ちつくすことしか出来なかった。
「亮平っ!」
友哉が紺野君に呼びかけていると、すぐさま飛び込んで来た医師が紺野君の様子を確認する。
そしてしばしの沈黙の後、医師の言葉が放たれた。
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