1587人が本棚に入れています
本棚に追加
「映見、そろそろ起きて」
「うー……」
まだベッドの中でごねる私に蓮都が笑う。
「早く起きないとまた犯すよ」
「……犯していいよ」
「……オマエなー」
そう言いながらもしっかり彼は私の唇を塞ぎこむ。
「ん……」
途端に漏れ出した甘い吐息。
優しく重なる彼の手を握りしめながら絡められた舌先にまた溺れる。
素肌に滑る彼の指先。
カーテンの隙間から洩れる春の陽射し。
優しくキスを落として行く唇にこの身体はすぐさま熱を帯びる。
最初のコメントを投稿しよう!