Act.35

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「もしかして足りなかった?」 優しいキスが下までたどり着くと、昨夜の余韻が残る突塔に舌を這わせた。 「んっ……違う……けど……」 「違うけど、もっと欲しくなった?」 そんなの恥ずかしくて言えない。 だけど彼がくれる快楽は底なし沼みたいで。 もっともっと欲しくなる。 「ホントにエロい身体」 クスリと笑った彼が、こぼれ始めた雫を吸い上げる。 「やっ……」 思わず身体をくねらせた私を抱き起した彼は、腰に手を回して私を真っ直ぐ見据えた。
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