Act.35

4/16
前へ
/37ページ
次へ
「映見」 「…………」 「どうしたい?」 「…………」 会社では部下のくせに、ベッドの上の彼はこうして私を支配する。 真っ赤になった私の顔をじっと見つめる瞳で更に羞恥心が煽られた。 「……ばか」 「違うでしょ」 「……アホ」 「なんですと?」 とぼけた顔して首を傾げた彼に、悔しい思いを感じていても、結局その唇に短いキスをする。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1587人が本棚に入れています
本棚に追加