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千晃'
今から会いたくない父にあわなければいけない。
そりゃ不安だよ。
またなぐられるんじゃないかって…
だから真司郎君連れてきたの。
私と真司郎君は無言のまま私の家に着いた。
ピンポーン…
チャイムが鳴り響く。
父「どーぞ入ってくれ。
そちらの人は?
千「友達なの。荷物持ってくれるって…
父「今どこに住んでるんだ?
千「関係ないでしょ…
父「まぁいい。君も入ってくれ。
真「はい。
私は自分の家に入った。
もう入ることはないだろう。
私は自分の部屋の荷物を持ち出した。
顔もみたく無かったからはやく家を出ようとした。
父「ちょっとまってくれ。
千「なに。
父「今までなにもしてやれなくてごめんな。
千「今更なによ…
父「暴力ばっかでごめんな。
父は目に涙を浮かべていた。
千「なんで…泣くのよ…
私も泣いた。
もう父とは関わりをもたない。
もう会わないって決めたから。
父「ごめん…
これからは幸せに暮らしてくれ。
俺のせいで苦しめてごめん。
千「もういいよ…帰る。
さよなら。
真司郎君いこ?
真「おう…
私は自分の家を後にした。
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