Act.2 Side Ayumu

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3人で並んで座った後部座席は、微妙に狭いけれど。 助手席に乗るならこのタクシーに同乗する意味がない。 「うひひひひ」 再び奇妙な笑いを零した泥酔女と、それを恐る恐る覗き込む能面女。 最高に面白いツーショットをしっかり観察しながら口角を緩めた。 「楠田部長」 「なぁに?」 「ところでこの子の家、どこか知ってるんですか?」 「知らないわよ」 「はぁっ?!」 「だから葉月ちゃんのおうちに泊めてあげて」 飄々と答えると、葉月はまた口を半開きでしばらく俺を見てから言った。 「やっぱりお持ち帰りするつもりだったんじゃないですか!」 また般若に変わった葉月に小さく笑いながら俺はシートに背中を預けた。 ……やはり最高にこいつらは面白い。 裏Hundred Days第2話に続く⇒
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