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「ちょ、誰?あのイケメン!」
「知らないの!?特進クラスの天才少年、駒崎君!成績トップで東大合格間違い無しだって」
「数学オリンピック出た有名人でしょ?新聞に出てた!」
「背ェ高っ!イケメン!」
「最近さ、数学研究会がミステリー研究会と揉めてるとかで、ちょくちょくこっちに来てたんだよね~まさか、愛莉狙いだったなんて!」
「ちょ!愛莉は黒夜叉君と付き合ってんじゃないの!?」
「まさかフタマタ!?」
「あり得な~い!」
「ちょ!何であんな子の周りばっかりイケメン?」
「節操な~い!」
「男子って、見る目ない!」
「そうだよ!あんなぶっさいくな顔して、ツインテールとかさ」
「可愛いと思ってんのかな?キモチ悪い!」
「服もそう。ゴスロリだか何だか知らないけど、黒とか十字架とかレースとか…死人みたい」
「それでさ、○○くぅ~ん♪とかブリブリしてんの?気持ち悪っ!」
「ああいうファッションはさ~、スタイルいい子がやるから似合うんだよ。アイツ、脚なんか、こーんなじゃん!」
「そーそ!網タイ履いたらハムじゃん!」
「ぶっさいく~!」
「ギャハハハ!」
という声が10秒くらいの間にいっぺんに上がったので、シエラが「何か用!?はっきり言いな!」と一睨みして黙らせてくれた。
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