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午前中に届くはずだった2人の荷物。
それが業者の手違いで午後まで届かなくなった。
それでも2人は上機嫌だった。
何もない部屋で2人は床に座って笑い合った。
12時を回るころヴィタが言った。
「お昼ごはんどうする? 食材は近くで買えるけれどフライパンもお皿も何もないわ」
マイザーは言った。
「デリバリーでも頼もう。僕が調べるからまかせて」
マイザーがハンディフォンを使ってテキパキと近くのデリバリーを検索する。
ヴィタは言った。
「ありがとう。マイザー。あなたって本当に頼りになるわ」
マイザーが恥ずかしげに笑った。
「ヴィタは大げさだな。ほら合ったよ。円盤ピザ。これでいいかな?」
ヴィタは言った。
「いいわ。あなたとならなんだって」
マイザーはヴィタの金色の頭のてっぺんにキスをした。
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