現在

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ヴィタは4時まで待とうと思った。 4時までにマイザーが連絡をくれたら荷物は全てもとに戻そうと。 しかしマイザーからの連絡はないまま、お昼が過ぎた。 2時になってヴィタはキッチンに立って料理を始めた。食材を小さく切って大きなお鍋に入れていく。味付けをしてかきまぜる。 用意が終わると弱火にかけてヴィタはまた椅子の上に戻った。 ヴィタのハンディフォンには着信はない。 そのまま4時になった。ヴィタはうつむいて大きく息を吐く。しばらくうずくまったあと、ヴィタは立ち上がった。 ヴィタはキッチンに戻ってお鍋の火を止めた。 宇宙服を着て上までチャックを閉める。 ヴィタは大きなかばんを2つ両肩にかけて外に飛び出した。 ********
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