~~Prologue~~

2/3
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
花怜「もう! パパってかなりの心配性だと思わない!?」 優太「同感… しかも金の使い方が分かってないとみた」 夕紀「ああ~(笑) 2人でパパの悪口言ってたの?」 長女で冬を越したら高校生になる二宮 花怜とその1つ下の弟である二宮 優太は2人で父親の愚痴を新しい家の前で言っていた それを母親の二宮 夕紀にバレてしまった いや、バラしたとでもいうべきか…… 花怜「そりゃ言うよ! 私まだ合格したかどうかも分からないんだよ!? それなのに受験高校の近くに家建てるなんてどうかしてるよ」 花怜は長い髪の先をにじりながらそう答えた 夕紀「『俺の娘なら合格出来ない訳はないんだって』(笑)」 優太「俺は!? 姉ちゃんは後1ヶ月かもしれないけど、俺は後1年! 中学校に遠く通う羽目になったんですけど!!?」 父親の二宮 翔と同じパイナップルのような髪型をした優太は自分のことを指差しながら言う 夕紀「『俺の息子なら頑張れない訳はないんだって』(笑)」 夕紀は翔が言っていた言葉をそのまま伝えた 花怜「もう! ママが説得してくれれば良かったのに!」 優太「そうだよ! 母さんは引っ越しに賛成してたの!?」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!