恋文~ラブレター~

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初めて出会ってから3回目の春 二宮 優太と中川 美奈は春休みの補講授業を終えて下校していた 2人は同じ高校に通う高校2年生であり、高校1年生の夏から付き合い始めた 優太は美奈と呼ぶが、美奈は優君と呼んでいる 優太「美奈~、今度の日曜日暇かぁ?」 美奈「あっ、ごめん優君(汗) ピアノコンクール前の詰め込み練習なんだ」 美奈は両手を合わせて優太に謝った 優太「あー……ま、まぁ気にすんなよ(笑)」 優太は正直残念に思っていたが、美奈の負担にならないように笑って見せた 美奈「………とりゃ」 トスッ 美奈は横に並んで歩いている優太の肩に肩を軽くぶつけた 優太「ん??」 美奈「意地っ張り(笑) 無理してるのばればれだよ?」 美奈はそう言って笑顔で続けた 美奈「日曜日の夜、部屋に行くから我慢して? ね?(笑)」 優太「…お、おう///////」 優太は嬉しさを隠せず、顔を赤くしてそう答えた それを見ながらクスクスと笑う美奈 楽しい話をしていると、2人の家に着いてしまった 美奈「じゃ、また明日ね(笑)」 優太「おう、またな(笑)」 優太は手を振って美奈が家に入るのを見送った 『また明日ね』って言って笑う美奈に 本当に惚れていて、こんなにも好きだと気付く 引っ越して初めて出逢えた『あの日』から増えていく…… 美奈への気持ちです
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