第1章

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『きみからの』 送られてきた動画には偶然キミの声が収まっていて その部分だけ何度だってリピートできる 毎日くるキミからの通知は瞬時に私を幸せにしてくれる 重ねられていく会話がこの上無くいとおしい 何度だって読み返せる 君から届いたひとつひとつの言葉は 私の胸を優しく温かく包み込んでくれる すぐ隣にいなくても側にいるような安心感で 私の心をそっと撫でて寄り添ってくれる 日ごと増していく会いたい気持ちは もうどうしようも止められないんだ もう頭から離れなくて気付けばキミの名前を呼んでる 好きだよって言ってほしいわけじゃない そんな強がり言わないけれど 何より欲しいのはキミと一緒にいられる時間 こころの中で叫んでるんだよ 君に伝えたいたったひとつの想いは ただそれだけなのに言葉にできない 何度だって言いたいんだよ 君に伝えたいその一言を そっと胸に秘めたまま今日も過ぎてく
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