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しばらくは落ち込むだろうけど、少し元気になったら合コンでもして彼氏を見つけるの。
この春から大学生になるんだし、出会いはきっとある。
だから……。
「小泉さん、二番に課長から電話です」
「あ、はい」
同僚の声に、現実に引き戻された。
「お、お疲れ様です」
声が上擦ってしまうのは、無理も無い。
電話の相手の課長とは、コウくんのことなのだ。
『悪い、携帯の充電器、下まで持ってきて』
電話を通すと、少しだけ低くなるコウくんの声にドキドキする。
「わかりました」
それを覚られないように短く答えて電話を切ると
コウくんのデスクに行き、引き出しをゴソゴソと漁った。
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