第1話 高校生とJS
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「壱斗~待ってよ、待ってったら~」 後ろで声が聞こえるのをよそに、おりゃああぁぁぁ!! と歩く足をフル回転。 「そんなに待ってくれないんなら……姫月(ヒルナ)泣いちゃうよ」 そう宣言した後、ヒルナはう、う、うわ~~ん! とマジで泣き出して…!! 「どうしたの?」 「こんなに泣いてかわいそうに」 大人が同情しはじめてヒルナに近づくと、やったねとばかりに、 「あのお兄ちゃんが…」
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