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「ふーん、12人かぁ‥。うん、僕にしてはまあまあねー。全員タチってところに問題有りだけど。」
両手で数えきれなかったことに驚きを感じつつも、平凡にしてはよくやった、と自画自賛しつつ寮部屋(特待生なので勿論一人部屋)に戻る。
「あー、疲れた。」
カードキーを差し込んでガチャッとドアを開ける。
「よっ!」
「は?」
部屋(一人部屋なはず)のリビングから声がする。
痛む腰に若干苛立ちながらリビングにゆっくりと歩いていく。
もう理事長のところには当分行かない(かもしれない)。
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