何故だ・・・

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今この状況を誰か聞いてくれ… おれは、元から感情が面に出にくい方なんだ だから脅かされたりしてもあんまりびっくりしない はずなんだ なのに今、この状況にはすごくびっくりしている しゃべり方がおかしくなるぐらいに いや、マジで 今、俺の尻の辺りで動いているこれは、何なんだ…… 鞄か? 鞄なのか? そうだと思いたい…! しかし、そうではないらしい… この触り方が何とも言えない気持ち悪さ…… ……ヤバい…泣きそう… 誰か…助けて…! 「い"、い"だだだだだだだ!」 「おい、おっさん 貴様何をやっている 聞こえてんだろ?あ"?」 あっ! この声は! 「っ!、き、貴様!何を言ってるんだ!変な言いがかりをするのはやめたまえ!」 「あ"? てめぇ、コイツの尻を触ってただろ! いいかg「鬼崎(きざき)さん!!」!!」 ダッ!!! 「あ、待てこの野郎! ちっ!おい、羽太(うた)!!おめふざけてんのか!!」 「鬼崎さ… ぅわぁーーん!」 「う、羽太!?」 「鬼崎さん…! 怖かったよぉ!」 「っ///か、帰るぞ!!」 おれは、人がたくさんいるにも関わらず大泣きしてしまった 鬼崎さんが、おれの手を引きながら家まで一緒に帰ったのだった
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