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俺、紺堂伊織(こんどういおり)の初体験は中学一年生。
相手は家庭教師だった大学生のお姉様。
女の子って可愛くて柔らかくて気持ちいいもんなんだと知って以来、イタダキマスしちゃった女の子は数知れず。
そんな俺の扱いに困った両親は中学三年の時に俺を山奥の全寮制男子校へと放り込んだ。
自由に外出も出来ない学園の中は、右を見ても左を見ても男男男。
しかも、周りには女の子がいないせいで色々ともて余す“性”少年たちの興味は同性に向かい、はっきりと言ってしまえば右も左もホモだらけ。
男同士の恋愛が罷り通っちゃうとんでもない場所だった。
最初は地獄に来たと絶望していたんだけど、人間って追い詰められると案外どんな環境にも適応出来るんだね。
生まれつき色素が薄いせいで肌が白くて、少し癖のある髪を尻尾みたいにぴょんと縛って、地毛は金茶。切れ長の目に口元のほくろがチャームポイント。
世間一般にイケメン扱いされる俺の容姿は男子校でも目立ったようで、子犬みたいにきゃっきゃ可愛い男の子に伊織様伊織様と囲まれて、試しに手を出してみたら案外抵抗なく抱けちゃったんだよねー。
そんな感じで、俺も高等部に上がる頃には学園にすっかり染まってしまい、毎日のように気に入った可愛い子に手を出したりデートしたり楽しんでいるうちに、高校二年の時に生徒会に任命されてしまった。
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