こいつとだけは仲良く出来ない!

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・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆・: 「きゃああああっ!伊織様あああっ!」 「おはよーみんなー」 「おはようございますぅっ!!」 朝の登校時間は俺の楽しみのひとつ。毎朝かわいい子犬ちゃんたちが元気一杯にお出迎えしてくれる。 この学校が特別なのか世の中の男子校がみんなそうなのかは知らないけど、ランキング上位や容姿の整った生徒にはファンクラブとか親衛隊ってのが作られて、困ったことがあったら助けてくれたり、一緒にお茶会をして親交を深めたりしている。 まあ、俺の場合は… 「伊織様…っ!おはようございます!」 「うん、おはよー …ねぇ、キミかわいーねぇー今夜部屋に遊びにいってもいいー?」 「は…はい!お待ちしてます!!」 「じゃー、8時に部屋行くねー、部屋番号教えてー?」 「いいなぁ…伊織様!ボクもいつか誘ってくださいね?」 「抜け駆けは駄目だよ!伊織様っ僕もお願いします!」 「うん、そのうちねー」 俺の親衛隊の、好みの子に夜のお誘いをして、色々と解消するのを手伝ってもらってる。 大抵は断られない、皆もそーゆーのを期待して俺の親衛隊やってるみたいだしね。 でも、まあ。最近ちょっとマンネリ化してて飽きたかなーとは思ってるけど。
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