第4話

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アサ子は怯えて動けなくなった。 そんなアサ子の反応を楽しんでいるかのように、黒川はアサ子のシャツの中に手を滑り込ませた。 汗ばんだ素肌をゆっくりと撫で回すように指先が滑る。 「ンッ……!!」 アサ子は硬く目を閉じた。悔し涙を飲んだ。 後頭部の辺りで感じていた黒川の吐息が耳元へと移った。 下腹部へと滑り落ちた手が下着の中に侵入した。 「ウウッ……」 「このままだ。このまま嫌がる振りをしてろ」 突然、黒川がアサ子の耳元で囁いた。 アサ子は瞼を開いた。 意味が分からなかった。
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