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「何だこれは! こんなのは直ぐに止めさせろ!!」
天地拘置所の会議室に大声が響き渡った。椅子を倒して立ち上がったのは、アサ子の夫、進藤 礼二である。
「落ち着いて下さい。申し訳ありませんが、それは不可能です」
宮本は、倒れた椅子を戻した。
「何だと! これが落ち着いていられるか! アサ子が強姦されるのを指をくわえて見てろってのか!!」
「心中はお察ししますが申し込んだのはあなたです」
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