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「それに、えっと、なんなら可南子さんの代わりに、私がホームズさんのお願い聞きますから」
冗談めかしくアハハと笑うと、
「分かりました。なんでも引き受けましょう」
速攻で強く頷くホームズさん。
「ホームズさん、なんでもって!」
今度は私が驚いて固まってしまう。
「ほ、本当ですか?」
わあ、と顔を明るくさせる可南子さん。
「噂に聞いてたけど、葵ちゃんはほんまにすごいな。猛獣使いやで。
『京都寺町三条の猛獣使い』や」
その横で目を丸くしつつ呆然と漏らした上田さんに、
「って、それなんですか」
どんな顔をして良いのか分からず苦笑した。
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