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「<Compact Meteo>では離せないッ! 次は<Fly Me So High>ッ! DRIFT系の技は攻めるだけでなく、Blockできるからねッ!」
戸沢を離すことが出来ずに終わった右Sヘアピンでの<Compact Meteo>。
次のCornerは<Fly Me So High>で離すと言った。
S字を抜けた2台は左U字ヘアピンに突入するッ!
「<Fly Me So High>ッ! イケイケイケイケイケイケェーッ!」
言ったとおり、<Fly Me So High>を使ったッ!
200km/hのSPEEDでDRIFTしながら攻めるッ!
また、Blockするために大きくクルマのDRIFTの角度を広げている
がッ!
戸沢も<Fly Me So High>に負けない技を使い、Cornerを攻めるッ!
「離そうとしても無駄だ。WHITE.U.F.O.MidnightDrive流<MidnightDriveNeo>ッ!」
<MidnightDriveNeo>――。WHITE.U.F.O.MidnightDrive流の技で、消費精神力は15%。
HeadLightを消すことを必要とし、時速190km/h以上のSPEEDでタックインしながら攻める。
相手がBlockするとBlockの力を弱体化させる。
<MidnightDriveNeo>を使ったことで大崎と同じ時速200km/hのSPEEDで攻め、大崎の後ろを着くッ!
さらに、大崎は<Fly Me So High>をBlockとしても使ったため、DRIFTの角度を小さくしてしまった。
「くそォッ! 話せないッ!」
U字ヘアピンで離せなかったことに大崎は焦りだすッ!
<Compact Meteo>、<Fly Me So High>、この2つ使っても戸沢を離せなかった。
「次は直線、おれのほうがPower的に勝っているッ! あそこなら離せるッ!」
次は直線の第1高速Section。大崎ワンエイティのほうがPower的には勝っているが……。
「ここでも離せないッ! なんでだよッ!」
直線でも離せないッ!
何度でも言うが、前輪に荷重の掛かっているFFの方が下りでは速い。
戸沢のDC5はK20Aを2.2リッターにボアアップさせて280馬力と29kg・m、大崎のワンエイティはRB26に換装させて350馬力と47kg・m、戸沢DC5の方がPowerもTorqueも下回るものの、駆動方式と下りの重力によって加速の補正が掛かっているため直線でも着いているのだ。
「そんな……技を使っても、直線でPowerの力を使っても離せないッ!」
離せないことに焦る大崎。
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