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ここ右ヘアピンの前にGalleryしている走り屋2人とその愛車2台がある。
DUSTWAYのNo.2、葛西サクラの妹である葛西ヒマワリと葛西モミジの双子の姉妹、ヒマワリの愛車・黄緑の蛍光GreenのSW20型MR2とモミジの愛車・OrangeのSXE10型ALTEZZAだ。
この2人の前にBattle中の2台がやってくる。
「来たぜ、ヒマワリ」
「ぐゥ……」
ヒマワリは寝ていた。
「ヒマワリ起きろ、2台が来ているよ」
寝ているヒマワリをモミジは起こす。
ヒマワリが起きた。
「はッ！ 寝ていたぜ」
「今、ワンエイティがリードしているよ」
Battle中の2台はヒマワリとモミジの前を通り過ぎていく、
最初の難所、右ヘアピンを先頭の戸沢はGRIP走行からのタックイン（旋回中にEngineの出力を絞るとHandleを切っている方向に急激に切れ込む現象）、後攻の大崎は得意のDRIFT走行で攻めていく。
「イィーネッ！ 2台の突っ込みッ！」
2台を突っ込みを見たヒマワリは親指と人差し指を広げて顎に当てながら、2台の走り対する絶賛の一言を言う。
「Battleはボクの予想通りの展開になるだろう。もうすぐポジションが入れ替わりそうだ」
モミジは2台を見て分析をした。
最初の難所を終えて直線を挟み、道幅の広い左ヘアピンを抜けてまた直線に入る。
直線を通ると2台は3連続ヘアピンに入った。
右、左、右、その3つのCornerを抜けていく。戸沢はGRIP走行、大崎はDRIFT走行で攻めた。
「柳田さんを倒したワンエイティは戸沢さんに着いているぞッ！」
「と言っても、戸沢さん……わざと遅く走っていないか？」
Galleryは戸沢がわざと遅く走っていることを見る。
「よしッ！ 着いていけているよッ！ そのまま着いていくことが出来たら、5連続ヘアピンまで着いてこうッ！ 覚醒技を使わず走っていくよッ！」
Headlightを消させないように最後まで戸沢を抜かないつもりだ。
しかし、そのPlanは次で破綻することになる――。
3連続ヘアピンの後、右U字ヘアピンに突入した。
「よし、行かせるかッ！」
U字ヘアピンに入る戸沢はわざとクルマにUnderを発生させてOutに流れていき、一方後ろの大崎はINに入って戸沢の前に出てしまった。
大崎が先行になり、戸沢が後攻になった。
大崎は後攻を取るという作戦を考えていたが、その作戦は破綻に終わってしまった。
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