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先行を取ったことは頂上にも報告される。
「くそゥ! サキさんめェ、相手の技を封じるためにうっしゃろを取ると言っていたのに、相手の前に出るとはッ! チキショーめェッ!」
せっかく後攻を取ると言ってたのにもかかわらず、突然先行を取ってしまった大崎を熊九保は許せないようだ。
「どうして前に出たんだよッ!」
「なんでや! なんで前に出たんやッ!」
小鳥遊も川畑も前に出たのが許せなかったようだ。
「落ち着け、Plasma3人娘。実はこれ、私は予感していたんだ」
「え?」
「予感していたんだ」、この言葉にPlasma3人娘は驚く。
「Battleの始まる前から予感していたんだ。作戦上後ろを走る大崎を前に行かせるだろうって」
このことはBattleが始まる前から予感していた。
一方戸沢SideであるWHITE.U.F,Oは、
「戸沢は後攻対策に相手をわざと前に行かせることを考えていたじゃん」
「大崎側の人間は大崎が前に出てしまったことで混乱していますよ」
柳田たちのMemberは大崎を前に出したことは戸沢の作戦だと考えている。
戸沢は大崎が後攻を取ることを想定していた。
なぜなら先行を走るとBlindAttackを封印されるからだ。
BlindAttackを封印されると戸沢の本来の走りが出せなくなる。だからわざと後攻を取ることを考えたのだった。
戸沢が後攻を取ったことは最初の難所にいる葛西ヒマワリと葛西モミジもこのことを話す。
「DC5が後攻になったぜェ、モミジ」
「ボクの予想通りになったね。戸沢がわざと後攻を取ることはある程度予想していたよ」
Battleはモミジの予想通りになってしまった。
「さて、今後は今まで発動しなかった覚醒技が発動するな。あと、大崎は再び後攻抜かれた後からさらに苦しい展開に立たされるだろう。BlindAttackから来る戸沢の精神攻撃力の高さは恐ろしいぞ。あいつの手にかかると痛い目見るからな。前に大崎の仲間であるC33乗りは戸沢は敗北した」
さらに現時点で使われていない覚醒技が使用されることと、再び大崎が後攻になると大崎にとっては苦しい展開になると予想した。
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