幕は閉じるが……

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「因幡ぁっ!! おどれの仕事は桃太郎に はにぃとらっぷ を仕掛けることじゃだろうがっ!!  おどれが堕ちてどうするんじゃぁぁあああっ!!」 「え~?  じゃあ、店長も一回、桃サマに抱かれてみればいいんだよぉ」 「なしてそうなるんじゃあっ!?」  え? 店長さん、そういう趣味だったんですか?  それならそうと、遠慮なく言ってくれれば良かったのに…… 「なんでワレは乗り気になっとんじゃぁぁあああああああっ!!!!???」  僕のことをヒトデかナマコかクラゲを見るような目で見た店長さんは、己をかき抱くように腕を回すと、ひぃぃぃっ!! とソファーの端へ逃げていく。  手下の鬼さん達はもっと遠く、店の片隅にまとまるようにして震えている。  そういう趣味でもあるのかな? 「僕は男でも鬼でも大丈夫ですよ?」 「ひぃぃぃいっ!! こいつ、真実変態じゃけぇっ!!」  せっかく僕のほとばしる(股間からの)愛を届けようと思ったのに、鬼さんは必死にソファーの上を逃げていく。
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