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内田さんと別れてあっくんのマンションに戻った。
「内田さんて…デキる男って感じだね」
私が率直な印象を述べると、あっくんは一瞬斜め上を見て笑った。
「まあな、そうじゃなかったらあの歳で会社仕切って従業員も食わせるなんて出来ねえな。この辺じゃヤリ手で有名だし、業界で知らねえ人はいないな」
「へえ…すごい人なんだ?」
「そうだな。でも…女遊びも激しいからひかるも気を付けろよ」
「…気を…付ける?」
「そ、俺がいない時に直接内田さんから誘われたりしたら、必ず俺に連絡しろ。もし…この先ひかるが内田さんを好きになったりしたら…別の話だけど」
「す…好きって…な、ならないよ!?絶対…ならないよ」
「そうか?」
「そうだよ…だって…すごく年上だし…」
「…すごく年上だったら…好きにならないのか?」
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