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「…そんなこと…ないけど…」
そう答える私の脳裏には、ある苦い思い出が蘇っていた。
もともと…どうしてか年上の男性には憧れのようなものを抱いている。
だからなのか、今までに好きになった相手も…
年上の人ばかり。
かといって、恋愛経験が豊富にあるわけではないので
高校の時の一つ年上の先輩と
大学時代のサークルで出会った二つ年上の先輩だけなのだけど。
高校の時はただ見ているだけの片想いに自分がドキドキしていただけなので、何も進展はなかったのだけど、
大学生になってからの恋愛においては…
たくさんあったいい思い出は
最後の最悪の思い出に…
…全部塗りつぶされてしまった…
そう
私は
それがきっかけで
年上の男性に憧れを抱くのと同時に…
不信感も抱くようになっていた。
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