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本当に…
…ややこしいんだ。
チビだと思ってたひかるが…
急に大人の女になってたもんだから
俺は自分の立ち位置がわからなくなったんだ。
自分が大人でいるためには
ひかるをチビの子供のままにしておかなければならない気がした。
そう思わなければ、
俺は…大人になれなかった。
…バカじゃねえの。
子供は…俺の方だな。
その時、寝室からひかるが顔を出した。
変身した…ひかるが。
整った顔立ちにはナチュラルなメイクで十分だったし、
さっきまで着ていたカーディガンは袖を通さずに肩から羽織るだけになっていた。
「あっくん、出来たよ」
グロスで色付くふっくらとした唇が俺を呼んだ。
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