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私が恐る恐る尋ねると、彼は笑った。
「そうだよ、そう。ごめん、ごめん。驚かせちゃった?」
「いえ…」
そう返事をしながらも、私は大きく息をつきながらその場に座り込みそうになった。
私の安堵の息が聞こえたのか、内田さんはもう一度謝って言った。
「月島は?一人なの?」
私は内田さんに状況を説明した。
「そりゃ…悪いことしたな。ごめんね、ひかるちゃん」
「…いえ、内田さんはどうしてこちらに…?」
「今日、午後から荷物入れるって言ってただろ?どんな様子か見に来たんだけど電気が点いてないし、もう終わったのかと思って帰ろうとしたらドアが開いてるだろ?…んで、見に来たってわけ。ここ、俺の持ち物だし、ひかるちゃんの部屋になるから何かあったらマズいだろ?」
「…すみません。空気を入れ替えようと思ってドアを…」
内田さんは小さく息を漏らして玄関に入り、ゆっくりとドアを閉めた。
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