1100人が本棚に入れています
本棚に追加
夕飯が終わって、俺は仕事の連絡や準備。
ひかるは夕飯の片付けと仕掛けていた洗濯を仕上げた。
「ひかる、風呂、先に行って来いよ」
「いいの?」
「ああ、俺、もう少しやりてえから」
「じゃあ…先、いただくね」
ひかるは風呂に行く前、俺のデスクにコーヒーを持ってきてくれた。
「サンキュ」
「ううん、いってきます」
ひかるが行ってしまってから、俺はコーヒーをゆっくりとすすった。
…不思議だった。
一日目より二日目。
二日目よりも三日目。
一緒にいることに違和感がなくなりつつあった。
ひかるもこの家の勝手がわかって来たのか、少しずつ遠慮がなくなっているようだ。
それは俺にとっても心地がいい。
もうすぐここがひかるの家にもなるのかと思ったら
ひかるにとっても居心地のいい場所にしてやりたいと思った。
最初のコメントを投稿しよう!