遠回り

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夕飯が終わって、俺は仕事の連絡や準備。 ひかるは夕飯の片付けと仕掛けていた洗濯を仕上げた。 「ひかる、風呂、先に行って来いよ」 「いいの?」 「ああ、俺、もう少しやりてえから」 「じゃあ…先、いただくね」 ひかるは風呂に行く前、俺のデスクにコーヒーを持ってきてくれた。 「サンキュ」 「ううん、いってきます」 ひかるが行ってしまってから、俺はコーヒーをゆっくりとすすった。 …不思議だった。 一日目より二日目。 二日目よりも三日目。 一緒にいることに違和感がなくなりつつあった。 ひかるもこの家の勝手がわかって来たのか、少しずつ遠慮がなくなっているようだ。 それは俺にとっても心地がいい。 もうすぐここがひかるの家にもなるのかと思ったら ひかるにとっても居心地のいい場所にしてやりたいと思った。
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