遠回り

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「あっくん、先にありがとう」 ひかるは何もかも洗い流して さっぱりした顔でリビングに戻った。 俺はそれを見て少しホッとして ひかると入れ替わりで風呂へ向かった。 風呂に立ち込める湯気の中には 俺とは別のひかるのシャンプーの匂いが立ち込めていた。 …もう少し…時間を空けて来るべきだったか… そう思いながら俺は勢いよくシャワーを出した。
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