遠回り

25/33

1100人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
「…ひかる」 俺は布団から出て床に座り直した。 俺の動きにもひかるは目を覚ますことはない。 今日一日出歩いたせいで疲れているんだろう。 「…バカかお前は」 ぼやかずにはいられない。 添い寝って…なんだよ。 ため息をつきながら、それでも俺は実感する。 ひかるにとって俺は本当に… 『特別な存在』なんだと。 俺から見ればそれは… 『特殊な存在』だ。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1100人が本棚に入れています
本棚に追加