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「え?」
「…そう言えば、あっくん、肩凝りやすいって言ってたし。フフ、私、案外上手いんだよ?…って、お父さんのしかしたことないけど」
「…お、俺を年寄扱いすんなよ」
「何言ってるの。肩凝りに年齢は関係ないよ。学生だって肩が凝ることあるんだし、歳とかそういうんじゃないの」
ひかるの突拍子もない案をかわしたつもりが、
逆にあっさりとひかるにかわされる。
「いいから。いいから。ね、あっくん、こっちに座って」
ひかるは俺を自分のベッドに座るように促した。
…ここで、変に拒絶するのも可笑しな話だ。
「…上手いって言ったって、自称(ジショウ)だろ?」
俺は半分バカにしたような言葉を吐きながらベッドに腰を降ろした。
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