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バスタブに浸かり、入浴剤でトロリとしたお湯の中で腕を伸ばす。
思い出すのはあっくんに絡んだ白い腕。
私の腕…というより、
この入浴剤の色に等しい。
綺麗にアップされた髪の毛。
私は濡れた髪の毛を手でねじり、頭の上にまとめ上げた。
後はあの…ドレス。
細い肩紐だけで支えている華奢で大人っぽいロングドレス。
…無理。
あの距離からでもわかる胸の谷間…
そんなにないわけではないけれど…
さすがにあそこまでは及ばない。
だいたい…背が低いのだから、ロングワンピは着られないのだ。
私はため息をつきながら鼻の下までカラダを沈める。
私…
…何…
比べてんだろ…
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