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「…まだ…気持ちは捨てないわ…」
彼女の目と
彼女の微笑み
彼女の言葉は
しっかりとした決意を含んでいた。
だから私から掛ける言葉は何もない。
「さあ、食べましょう」
代わりに田部さんが私に声を掛けてくれる。
私たちは昼間と種類を変えてケーキを食べた。
田部さんがブルーベリータルトで私がチーズケーキ。
そして、今度も一口ずつを交換した。
優しくて強くて…
ほんの少し甘えてくれて…
田部さんは少しだけ…
あっくんに似てるなって…思った。
そんなことを思った私は
なんだか急に…
あっくんに会いたくなってしまった…
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