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「…アレ?」
独り言は常習犯。
私はそう呟いてサッシを開けた。
洗濯物が…ない。
リビングに戻ってキョロキョロと見回して、ソファの上で視線が止まる。
目的物は…そこにあった。
「…あっくん…?」
一度帰って来て…入れてくれたのだろうか。
洗濯物はやさしくふわりと畳まれていた。
…あっくん…こんなことしなくてもいいのに…
あっくんの優しさに顔が綻(ホコロ)ぶのも束の間、
不器用に小さく丸められた私の下着が目に入る。
…あっくん……!!
私は丸まった下着を目の前にして耳の先まで顔を真っ赤に染めていた。
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