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取り立てて可愛げのないブラを手にして
胸の奥が小さく疼(ウズ)く。
その時、スマホがメッセージの着信音を短く鳴らす。
『少し遅くなるかもしんねえから、風呂入って戸締りして寝てろよ』
あっくんからのメッセージ。
私はその文字列をぼんやり見つめて返信をする。
『うん、わかった。気を付けて帰って来てね』
わかったと言いながら
その夜
私は寝ずにあっくんを…
待っていた。
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