秘められた想い

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そして、あっくんは上着を脱いでネクタイを外した。 休日にも今の時間まで上着にネクタイ… 「…お疲れさま…」 私が立ちあがってそれを手にすると、あっくんが私の手から奪って言う。 「自分でやるからひかるはもう寝ろ。今にも寝そうじゃねえか」 「…うん。ちょっと疲れちゃって…でも、いい気分なんだよ?あっくん今日ね…」 私がソファに座り直してあっくんを振り返るようにして話し出すと、あっくんはそれを遮った。 「話は明日聞くから」 「…あっくん…疲れてる…?」 「いや、少し飲み過ぎただけ。俺の方も新しい仕事来そうでいい気分。疲れてるのはひかるの方だろ?」 私は首を横に振った。 だけど、実際はあっくんと話しているとなんだか心地よくて眠気が増していた。 それでも、今日の出来事をあっくんに話したい一心で私は眠い目をこじ開けた。
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