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だけど、ひかるは俺の言葉の根拠が違うところにあると思っていたんだ。
「…あっくん…下着…」
「…下着?」
「…洗濯物…今日、畳んでくれたの…?」
「ああ…今日、4時頃か…時間出来たから一回帰って来たんだよ。ひかるいなかったし、ま、たまには…と思って気まぐれに。畳み方…ひかるみたいに上手くねえけど、何かまずかったか?」
「…ううん、まずくないし…ありがと…」
そう言いながらひかるの目は落ち着かない。
俺はそこで、ひかるが何を言わんとしているのかやっと気付いた。
「…あ、おい、アレ、言っとくけど、見てねえよ。ササッと軽くしか触ってねし…第一…見れねえだろ」
もちろん、アレでひかるの体型を想像するほど変態じゃない。
慌てた俺にひかるの疑い深い目が向けられる。
「…見れない…?でも…あっくん…ちっちゃい頃はオムツも換えてくれたのに…?」
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