秘められた想い

29/35
前へ
/35ページ
次へ
「バァカか!!」 「…え?」 「あの頃と一緒にすんな、バカ!オムツとアレと一緒なワケねえだろ!?」 感情に任せてデカい声になっちまった。 すると、ひかるが驚いた拍子に俺の右腕にそっと触れる。 「…そう…だよね…。ごめん、あっくん…」 ひかるはそのまま顔を伏せた。 ひかるを責めたつもりはねえが ひかるは俯いたまま。 シュンとなったのかと思いきや、 俯いた顔の口元は薄ら微笑んでいた。 「…そっか…。あの頃とは…違う…よね。なんか…うれしい…」
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1203人が本棚に入れています
本棚に追加