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俺が満足そうに布団を引き寄せると、
ひかるは俺の足元からクッションを一つ取り、俺の頭を支えながらあてがってくれた。
ひかるの胸元が今にも俺の頬に触れそうで、
さらさらと揺れる髪からは優しさが香る。
なあ…ひかる
今日は俺…
子供でいたい…
「…ひかるは…?お前も眠いだろ…?」
俺はそう言いながら、ベッドになったソファの中心にあった自分のカラダを少し寄せる。
そう…
ガキの頃みたいに…一緒に…
あの時みたいに…一緒に…
「…あっくん…?」
ひかるは俺の言葉に反応して
柔らかそうな頬にほうっと熱を溜めた。
酔っていたってそれくらいはわかるんだ。
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