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「…あっくん…本当に…飲み過ぎたんだ…?」
ひかるは俺の顔から頭一つ分の距離で視線を泳がせながら言った。
俺は黙ってひかるを待つ。
ひかるなら…
俺の隣に滑り込んでくるはずだって
期待してた。
だけど、ひかるはこう言ったんだ。
「…おやすみ、あっくん…」
そして、ゆっくりと立ち上がる。
テレビを消して、リビングを出て行こうとする。
「…電気、消すね?」
そして、もう一度言ってドアを閉めた。
「…あっくん…おやすみ…」
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