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暗く静まった部屋で天井を見上げながら
俺は自分の鼓動を聞いていた。
子供染みた俺の演技は…
俺の期待以上のものをもたらした。
ひかるの逸らした視線は
『幼馴染のあっくん』の中に…
男としての俺を見ていた…
だから、今夜は
ガキっぽい俺とは反対に
ひかるの大人の対応に感謝すべきだろう。
もしも、今夜
ひかるが俺の隣に寄り添ってきたのなら
俺はきっと
我慢なんか出来なかっただろうから。
俺はひかるの気持ちを探りながら
自分の気持ちも確かめている。
でも、もう…
確信している。
幼馴染で
チビで
金魚のフンだったひかるに…
俺は…
…マジだ。
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