秘められた想い-2

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夕べ、お風呂上がりにアイスを食べようと言い出したのはあっくんだった。 冷凍庫からアイスを取り出したあっくんは当たり前のようにスプーンを二つ持ってきた。 「ひかるが好きなだけ食っていいから」 あっくんはアイスのカップを持って私の前に差し出した。 だから私がアイスを食べるときにはアイスを持つあっくんの手を引き寄せて食べることになったのだ。 「バーカ、遠慮すんな」 遠慮する私にあっくんが言うので、私はあっくんが一口食べる間に二口も食べて、半分こと言いながら、 結局、私が半分以上を食べてしまった。 「…へえ…いい雰囲気じゃないの。いつもそんなに甘いんだ?」 田部さんは笑う。 「…確かにあのアイスは甘かったんです…」 「はいはい、誤魔化さなくていいから」 田部さんにまた笑われた。 誤魔化す必要なんて何もないのに… …私は何かを 誤魔化そうとしたのかな…
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