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前にはあのソファで眠るあっくんの隣に潜り込んで
朝まで寄り添って一夜を明かしたのに…
今夜はそれが…
…出来なかった…
…してはいけないような…気がしたのだ…
あっくんとはまともに目も合わせられずに
代わりに私の鼓動だけが早まった。
私が早々(ハヤバヤ)とあっくんのそばを離れたのは
それもまた
…そうしなければならないと思ったからだ…
なぜなら…
あの時、
あっくんがソファに私のスペースをつくってくれた時…
私は
あの夜のあっくんの温もりを…
思い出していたから。
あの温もりが…
一瞬で恋しくなったから…
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