秘められた想い-2

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電車に揺られている時間がもどかしい。 車窓には、 外の真っ暗な夜と一緒に 少し落ち着きをなくした私の顔が映り込む。 窓に映る自分を見て、ハッとする。 シフォンブラウスの胸元で結んだリボンが大きく傾いている。 …やだ…恥ずかしい… 私はさり気なくそれを直し… 周りにはわからないように大きく息を吐き出し、自分を落ち着かせる。 …何やってるの…私… 心の中で呟いて 流れる夜の景色を見つめ直した。
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