秘められた想い-2

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枕の端をギュウっとさらに強く握りしめたのは覚えてる。 だけど、いつ眠りに落ちたのかはわからなかった。 頭の中は何かでいっぱいで 夢見ることも忘れていた。 翌日。 目覚めると、 いつもと変わらない朝が私を待っていてくれた。 「おはよう、ひかる」 そう言ったあっくんの声は いつもと同じトーンでいつも通りに穏やかだった。 だから、私も同じように、 いつもどおりに返事をするの。 「おはよう、あっくん」 いつもどおりなことに とてもホッとして …うれしかった。 あっくんとのこのやり取りは 毎日の日常だけど… …特別なんだな…って思った。 同時に… …壊したくないな…って思った。
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