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月曜日―――
理香とは会わず、一人、気が急いていたのか、ロッカールームに入ったのはいつもよりも5分ほど早かった。
いつもは私が来た時にはいないはずの田部さんの姿があった。
「おはよう」
田部さんは制服に着替え終わって髪の乱れを直しているところだった。
「…おはよう…ございます。田部さん、髪…」
彼女が手ぐしで整えているその髪は随分と短くなり、
土曜まではロングだった彼女の髪は
肩に着かない長さのワンレンとなっていた。
「田部さん…すごく似合ってます!!」
私が身を乗り出すと、彼女は珍しく照れていた。
「…こんなに短くしたの久ぶり。なんだか首回りが寒くって…」
彼女は短くなった毛先を撫(ナ)でながら言った。
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